先日、友人がSNSで紹介していたのがこだわり養鶏場の卵。食べてみたいというと気前よく1箱プレゼントしてくれました。
大阪府富田林市にある寺西養鶏場さんのさしみ卵という商品です。
さしみという名前の通り生でたべるのがおすすめ。卵かけごはんが抜群においしいです。
おいしい卵の秘密は、手間ひまをおしまないこだわりの卵づくりです。
ホームページを見るとそのこだわりがよくわかります。

●無洗卵です

卵は産まれてくるとき、粘液につつまれてでてきます。この粘液のことをクチクラ層といいます。
すぐに乾燥してしまうので、目にはみえませんが、このクチクラ層が卵に雑菌が侵入してくるのを防いでくれるのです。
洗浄すると落ちてしまうので、卵の劣化や菌の増殖が早まります。スーパーなどで販売している卵はほぼ100%洗浄卵です。
なので、敏感な方は、洗浄卵は薬くさいと感じる方もいるようです。無洗卵は中を無菌状態に保ってくれるので、驚くほど長持ちします。
(とはいっても、はやく食べたほうがおいしいので、お早めにお召し上がりください。)
しかし、無洗卵は卵の中は守ってくれますが、外までは守ってくれないので、気になる方は召し上がる寸前に殻を洗ってご使用ください。

●手作業で集卵しています

一般的に大手養鶏場ではすべて機械化しているので、集卵から、選別・出荷まですべてベルトコンベアで作業しています。 
そのため揺れが、天敵の卵にはストレス大なのです。
さしみ卵は手作業での集卵なので、揺れも汚れも少なくて済みます。極力、コンベアを使わないで、揺らさないよう、出荷までを丁寧に行っています。
コンベアだと、卵が大変汚れやすいので、無洗卵での販売はできません。
さしみ卵は、生産者の手作業のたまものなのです。

●ひよこから育てています

祖父の代から昭和40年富田林市別井に保共養鶏団地として、脈々と48年、代変わりし、いまでは三代目が経営していますが、
ひよこから育てるという方法は一貫して貫いています。
ひよこから育てると、人手も場所も、二倍、必要となるので、成鶏から育てるというのが、養鶏業のなかでも主流になっています。
しかし、寺西養鶏場は、いまでも、ひよこから仕入れて育てています。
その理由は、安心安全な卵をつくるには、きちんと餌をやり、予防接種をし、健康に育てたひよこから、成長した健康な鶏が不可欠だからです。
自分で育ててない鶏の卵は信用できません。 養鶏場にお越しのかたは時期によってはひよこをおみせできます。電話にてお問い合わせください。

両親におすそ分けしたら好評で追加購入することになりました。昨日採れた卵は今日届きました。
さっそく今晩卵かけごはん。至福のひと時でした。

20160206