この度、デュポンからプロシールド10防護服の仕様が変更になるという連絡がありました。

一番大きな変更点は、生地の仕様が変わることです。
デュポンプロシールドはSMSという生地で作られています。

ポリプロピレンスパンボンド(PPスパンボンド)とポリプロピレンメルトブロー(PPメルトブロー)を重ねて作ります。

従来のプロシールド10は、
内側から
PPスパンボンド
PPメルトブロー
PPメルトブロー
PPスパンボンド
の4層構造になっていました。

新しいプロシールドは、
同じく内側から
PPスパンボンド
PPメルトブロー
PPスパンボンド
の3層構造になります。

PPメルトブローが1層減ることになりますので、防護性能は若干おちます。
3層になったことで生地も若干薄くなるので出来上がった製品は、下の写真のように同じLサイズでもひとまわり小さくパッケージされています。
また、1着の重量も
従来のプロシールド10 Lサイズ  205g
新しいプロシールド10 Lサイズ  160g
と20%程軽くなっています。

胸には新しいプロシールド10のロゴマークが貼られています。

プロシールド10にはブルーもありますが、従来の物に比較して若干色が薄くなっています。PPメルトブローが一層減ったためでしょうか。

デザインの変更も行われています。
まずは、フードのデザインが変わりました。従来、フードの布地は右側、左側の2枚は引っ付ける方式でしたが、今回は、さらに頭頂部の布地を追加し、3枚の布でフードを作っています。
これにより、従来よりもフードにゆとりができたようです。

従来のプロシールド10に重ねてみると袖幅が若干細くなっています。これにより従来のものより腕を上に上げやすくなりました。

新プロシールド10の販売は、2018年1月から開始予定です。