長年タイベックソフトウェア2型防護服を指名買いされるお客様が1月ほど前にお見えになりました。
時間に余裕があるようなご様子だったので、作業内容をお聞きしました。機械のメンテナンスで油まみれになり普通の作業服では洗濯も大変ということでした。
その点、タイベック製の防護服なら、粉じんだけでなく潤滑油等に対してもバリア性があるので重宝されているようです。
性能は良いがコスト面でもう少し低価格の物があればよいとのこと。
確かに当店ではお安くさせていただいても、1着864円になります。
バリア性、快適性、耐久性を考慮するとどうしてもタイベックになります。
しかし、バリア性のみ重視であればフィルムラミネート製の防護服なら1着580円(税込)でありますというと、試に1着買って帰られました。

購入されたのは、
AZGUARD4000 フィルムラミネート製 カバーオール

素材は、ポリプロピレンスパンボンド不織布の上にフィルムを貼り付けた生地を使用しています。
バリア性に関してはタイベック同等以上の性能があります。
タイベックは、水は通さないが水蒸気は通すという絶妙なバリア性があるので、フィルムラミネート防護服に比べて蒸れにくい特性があります。
耐久性については、
タイベックは不織布なので、少々擦れたりしてもバリア性はおちません。
フィルムラミネートはフィルムを貼ってあるのでタイベックと比較すると摩擦には弱いです。

先日、AZGUARD4000 フィルムラミネート製 カバーオールを追加購入でご来店されました。

使用感をお聞きすると、

バリア性は問題ない。ただし、生地がやぶれたわけではないが、フィルムが裂けたとのこと。バリアしたいオイルが無害で単なる汚れ防止なので
ちょっとぐらい裂けても大丈夫ということなのでしょう。
タイベックに比較すると蒸れやすいようですが我慢できないほどではないとのこと。
好評だったのは、胸ポケットがついていることだそうです。

ポケット付ならタイベック製でも1010Bタイベックカバーオールがあったのですが、ご存じなかったようです。

しばらくは、AZGUARD4000 フィルムラミネート製 カバーオールをご使用されるようです。